費用の違いは大きいけれど、効果の違いはどうなのか。
そこで、DIYでフローリングワックスを使用するのと、業者にコーティングの施工を依頼するのとでは、効果の面でどれほどの違いがあるのか、解説しています。
床を綺麗な状態で長持ちさせたい、という目的は一緒なのですが、フローリングワックスとコーティングの違いは歴然。どちらがいいのかは人によってそれぞれですが、いずれにせよ、どちらを選ぶか、事前に違いをはっきりと認識しておく必要があります。
以下に、フローリングワックスとコーティングの違いを簡単にまとめましたので、ぜひチェックしてください。
| ワックス | コーティング | |
|---|---|---|
| 耐久性 | 1~2ヶ月程度 | 20~35年程度 |
| メンテナンス | ・定期的なメンテナンス ・1~2年に1度剥離作業(※1) |
・メンテナンス不要 ・耐久年数を過ぎたら剥離作業 |
| 光沢の持続 | 短い | 長い |
| 防滑性 | すべりやすい | すべりにくい |
| 耐水性 | 弱い | 強い |
| 硬度(※2) | 4H~6H | 7H~9H |
| 価格 | 1回の施工が安い | 1回の施工が高い |
※1.ワックスの剥離作業もプロの業者に頼む必要があります
※2.「H」は鉛筆の硬度と同様、高くなればなるほど硬くなります
いかがですか?
こうしてみると、節約家でこまめにメンテナンスのできる人は、ワックスがけに向いていますね。それ以外の人は、引っ越し時などに一度コーティングの施工をお願いすることをおすすめしますよ。
ワックスがけのメリットはなんと言っても費用を抑えることができること。
とはいえ、定期的にメンテナンスが必要となるため、こまめにワックスがけをすることになります。期間は1~2ヶ月程度とのこと。その上、1~2年おきに剥離作業をする必要も出てきます。
剥離作業とは、剥離剤を用いて古いワックスを剥がし、もとの素材の状態に戻すことを指します。この作業をしないと、古いワックスに汚れやカビが付着したまま新たにワックスがけをすることで、床がどす黒くなってしまうケースが多々あるのだとか。DIYでワックスがけをしている人にとっては、耳の痛い話かもしれませんね。
また、剥離作業は、素人にはできないものです。この作業に使用する剥離剤は、床と木材シート・木目シールを貼っている接着剤を溶かしてしまいます。
するとどうなるか。
技術のない人がやってしまうと、フローリング表面は反り返ったり、剥がれたり…と悲惨な状況になるリスクもあります。挙句の果てに、床の張替えやリフォームをすることになってしまった…なんてことも。
ですから、剥離作業は専門知識・技術のある業者に頼む必要があるのです。
こうした手間と時間をかけることで、コストを抑えることができるようになります。とはいえ、節約ばかりに頭が行って、肝心の「床を綺麗な状態で長持ちさせる」という目的から外れてしまったら元も子もありません。
ぜひ、以上の点を踏まえたうえで、ワックスとコーティングの違いを把握しておきましょう。
ワックスがけには、1~2ヶ月程度の定期的なメンテナンスと、1~2年おきに業者に剥離作業を依頼する必要があります。たしかに、費用を抑えることはできますが、かける時間と手間はそれ以上のものと感じる方も多いと思います。
その点、コーティングの施工は、数年以上メンテナンスが不要、かつ光沢も長持ちします。業者のなかには、35年もの期間を保証してくれるところもあるようです。
また、ワックスと違い、防滑性も含まれており、子どもや高齢者がすべって転ぶ危険も抑えられ、硬度が高いため床に直接キズが入ってしまうことも防げます。小さなお子さんのいる家庭では、いろんな意味で安心できますよね。
耐水性もワックスに比べて格段に高く、水拭きもできますし、なにより子どもが料理や飲み物をこぼしてもサッと拭くだけで汚れが落ちます。コーティング後、掃除がラクになった、と喜ぶママさんも多いようです。
床を綺麗な状態で長持ちさせたい、という目的は、ワックスがけもコーティングも同じです。が、費用だけではなく、労力や負担、暮らしやすさには大きな差が生まれてしまうのも事実です。何をとるかは人それぞれだと思います。
なので、これを機にワックスとコーティングの違いを知り、ぜひ判断材料のひとつにしてくださいね。